上尾商工会議所「サポートセンター相談事例集(令和7年度版)」に支援事例が掲載されました|造型工房キトラ様・キャッシュレス決済とクラウド会計の導入支援

この記事の要点

  • 上尾市DX促進補助金を活用し、Square端末によるキャッシュレス決済とfreee会計を導入しました。
  • 銀行口座・決済端末との自動連携とOCR仕訳により、手入力中心だった記帳作業を大幅に効率化しました。
  • 販売・決済・会計が一元管理され、経営状況をリアルタイムに把握できる体制が整いました。

このたび、上尾市・上尾商工会議所 連携事業「上尾中小企業サポートセンター」が発行した相談事例集(令和7年度版)に、当社ITコーディネータ・塩原健仁が支援した事例が掲載されました。

支援企業

造型工房キトラ様(埼玉県上尾市小敷谷)
ガレージキットの製造・販売とワークショップを手がけるものづくり工房です。全国の展示会・イベントへの出展を通じてファンと直接つながり、精巧な造型作品を届けていらっしゃいます。こだわりのものづくりと、顧客との距離の近さが強みです。

抱えていらっしゃった課題

イベントでの販売が現金のみで、キャッシュレス決済に対応していなかったため、機会損失やインバウンド需要の取り込みができていませんでした。

  • 売上・経費の記帳をすべて手入力で行っており、集計に多くの時間を要していた
  • 販売・決済・会計の各業務が連携しておらず、経営状況をリアルタイムに把握できなかった

支援内容と成果

イベント会場でのキャッシュレス対応

Square端末の導入により、展示会やワークショップの現場でキャッシュレス決済が可能になりました。現金管理の手間が減り、顧客の利便性も向上しています。

記帳作業の自動化

freee会計を導入し、銀行口座および決済端末との自動連携を構築。OCRによる領収書の自動仕訳も実現し、記帳作業が大幅に効率化されました。

経営の見える化

販売・決済・会計を一元管理できる体制が整い、経営状況をリアルタイムで把握できるようになりました。蓄積されたデータを活用した商品戦略や販路拡大への展開が期待されます。

専門家としての助言のポイント

イベント会場でのSquare端末利用はネットワーク接続が前提となるため、モバイルWi-Fiやスマートフォンによる通信環境を事前に確認し、あわせてCSVエクスポートによるバックアップ運用を整えておくよう助言しました。freee会計とSquare・銀行口座の連携範囲を明確にしたうえで初期設計を行うこと、OCR取り込みは保存・分類ルールを先に決めておくと運用が安定することもお伝えしています。

ワークショップについては、事前予約・事前決済(Squareリンク決済など)を導入することで当日の業務負荷を軽減でき、リピーター管理の効率化にもつながります。またSquareの売上分析機能を使って商品別・展示会別の傾向を把握し、商品戦略の立案や来場者分析に活かすことをご提案しました。月次レビューを習慣化し、展示会・ワークショップ・オンライン販売の収益を科目区分して管理することで、資金繰りの見通しも立てやすくなります。

よくあるご質問

イベント出店での決済は、現金だけでは不利ですか。

キャッシュレス未対応は購入をためらう要因になり、機会損失につながります。特に海外からの来場者が見込まれる展示会では、対応の有無が売上に影響します。

Square端末は電波が届かない会場でも使えますか。

通信環境が必要です。会場の電波状況を事前に確認し、モバイルWi-Fiを準備するなどの対策をおすすめしています。

小規模な工房でもクラウド会計を入れる意味はありますか。

あります。決済端末や銀行口座と連携させることで記帳の手間が減るだけでなく、展示会別・商品別の収益が把握でき、次の出展計画や商品戦略の判断材料になります。

ご相談について

当社では、上尾商工会議所「上尾中小企業サポートセンター」の専門家(ITコーディネータ)として、キャッシュレス決済・クラウド会計の導入支援を行っています。初回相談は無料です。

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▶ 掲載元:上尾中小企業サポートセンター(上尾商工会議所)

▶ 掲載資料:令和7年度 サポートセンター事例集(PDF)